第167回 aacaフォーラム
 「アートは街づくりのソフトウェア
 〜東京ミッドタウン・名古屋モード学園を例として〜」(平成20年5月26日)




挨拶:中島会長

講演:清水敏男氏

司会:中村委員
(フォーラム委員会)

昨年(2007)オープンした東京ミッドタウンや名古屋ルーセントタワーなどのアートワーク、展覧会やアートイベントなどでご活躍の清水敏男氏をお迎えし、パブリックアートについてお話を伺った。
当協会会員でもある三井不動産開発のミッドタウンでは、早い時期からアートディレクションが導入され、アートは以前からの街と新しい街を「結ぶ」役割として考えられたそうだ。ミッドタウンに入ってすぐに目につくのが安田侃氏(aaca講演会2006.6)の作品。氏の作品が人の心を和ませるやさしさを持ちながら存在感があることから、訪れる人と街との最初のコンタクトにふさわしいと設置された。
既存の街にはエネルギーがある。それは、雑然さ、非合理さ、ミステリアスな要素があるからで、新しい街にはそれが不足している。清水氏は、そこを補えるのがアートだと考えておられる。
これとは逆に、既存の街にアートを導入する場合の役割は別のところにあると、現在「多摩川アートライン」というプロジェクトで、地場産業との融合や地域の歴史を掘り起こしたアートに取り組んでおられるそうだ。今後のご活躍を引き続き期待したい。


露口典子
(情報文化委員会副委員長/文化環境プロデューサー)
  ■清水敏男氏略歴
    美術評論家、学習院大学教授、アートディレクター、TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE 取締役
    1953年東京生まれ。東京都立大学卒業後、ルーヴル美術館大学修士課程終了。
    東京都庭園美術館キュレター、水戸芸術館現代美術センター芸術監督を経て、近年は展覧会や
    アートイベントの開催、パブリックアートのプロデュースを中心に活動。


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