30周年記念事業
第195回aacaフォーラム
AI時代の手仕事~これまでの手仕事とこれからの手仕事~
AI時代の手仕事~これまでの手仕事とこれからの手仕事~
この催しは終了いたしました。 たくさんのご参加、ありがとうございました。
この度の第195回aaca フォーラムでは、染色作家の大橋正芳さんに、自動化した道具が自立して働きはじめる時代に、あえて人の手による仕事をすることの意味とは何か。ノスタルジーではなく、時代が求める新しい手の仕事の可能性を、年号が改まる目前の3月にお話し頂きます。
講 師 | 大橋正芳氏(染色作家) |
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日 時 | 平成31年3月7日(木) 受 付:17時30分~ 講演会:18時00分~19時15分(質疑応答含む) 懇親会:19時20分~20時30分 |
会 場 | サンゲツ品川ショールーム 地図 〒108-0075 東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー4F ※品川駅港南口より徒歩5分 |
参 加 費 | 講演会 aaca会員 1,000円・ 一般 2,000円・ 学生無料 懇親会 2,000円 |
定 員 | 60名 |
申込方法 |
参加ご希望の方は、お手数ですが氏名・連絡先をご記入の上ファックス、E-mailにて3月1日(金)までにお申し込みください。 ※ファックスでお申し込みの方は、ページ左上の "参加申込書 ※ご記入いただいた個人情報は今回のフォーラムに関してのみ |
メッセージ | 江戸時代と共に姿を消した「藍板締め」という染物があり ます。模様を彫った40枚の板の間に布を挟んで藍に浸け るという手間のかかる染物で、白地に藍色の模様が両面に 染まるこの技法は当時の“ハイテク”でした。その復元に 関わって、絶滅技術の復元がいかに困難かを思い知りまし た。 <br> 江戸はもちろん明治もまだまだ手仕事の時代でした。同時 に道具が手を離れ、動力を得て自動化へ向かう時代でもあ ります。失われてゆく手仕事に改めて目を向けた柳宗悦 は、昭和15年前後の全国調査を基に『手仕事の日本』を 著しました。そこに記録された手仕事の多くはすでになく なっていますが、今に続く焼き物や竹細工などもあり、美 しい手仕事を残し、伝えたいという思いで平成14年に手 仕事フォーラムという活動をはじめました。<br> 自動化した道具が自立して働きはじめる時代になりまし た。それでもなお手仕事を残したい。ノスタルジーではな く、むしろ新しい手の仕事を求める時代が来るのではない かと、年号が改まるのを目前に考えてみたいと思います。 (大橋正芳) |