30周年記念事業
第194回aacaフォーラム
ステンドグラスの本質
~パブリックアートとしての側面からの展望~
ステンドグラスの本質
~パブリックアートとしての側面からの展望~
この催しは終了いたしました。 たくさんのご参加、ありがとうございました。
この度の第194回aaca フォーラムでは、aaca会員でステンドグラス作家として、歴史的建造物に付随するステンドグラスの修復・研究に携わっていらっしゃる平山健雄さんにご講演いただきます。
講 師 | 平山健雄氏 光ステンド工房代表/横浜マイスター/伝統技能士 |
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日 時 | 平成30年11月5日(月) 受 付:17時30分~ 講演会:18時00分~19時15分(質疑応答含む) 懇親会:19時30分~20時30分 |
会 場 | サンゲツ品川ショールーム 地図 〒108-0075 東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー4F ※品川駅港南口より徒歩5分 |
参 加 費 | 講演会 aaca会員 1,000円・ 一般 2,000円・ 学生無料 懇親会 2,000円 |
定 員 | 60名 |
申込方法 |
参加ご希望の方は、お手数ですが氏名・連絡先をご記入の上ファックス、E-mailにて10月26日(金)までにお申し込みください。 ※ファックスでお申し込みの方は、ページ左上の "参加申込書 ※ご記入いただいた個人情報は今回のフォーラムに関してのみ |
メッセージ | 教会建築と共に歩んで来たほぼ900年もの歴史を持つ芸術ステンドグラス。その本質は、意外と知られていません。ゴシック芸術の華として教会堂の光空間を飾つた見事な素材は、時代が進むにつれてその輝きを失い、デカダンスの一途をたどったとの定説が研究者の間では一般的になっています。 日本にこの芸術が紹介されたのは約110年前になります。ヨ一口ツパではアール・ヌーヴォー、アール・デコラティヴ全盛の時代で、そのスタイルが現代にまで踏襲され続け、日本では独特のステンドグラスとなりました。 その100年の間、 ドイツやフランスでは建築に次々と新しい試みがなされたが、ガラスを代表とする素材が建築空間を演出し、光に満ちた内部空間に暗がりを必要とする華やかな色彩を持つステンドグラスの必要性が現代では限られてしまっています。しかし、近年現代アートとも云える作品がフランスのロマネスク礼拝堂などに数多く設置され、中世的無名性を特徴とする「神への仕事」から「作家の表現の場」に移りつつあります。パブリックアートとしての側面も持ち合わせているこの芸術を修復家としての観点からも展望してみたいと思います。 (平山健雄) |