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事業報告

設立30周年に向けて

30周年記念事業実行委員会委員長
岩井光男
 当協会は昭和63年(1988年)文部省の認可を得て設立され、平成25年より一般社団法人日本建築美術工芸協会として活動、平成30年(2018年)には設立30周年を迎えます。
 また平成30年は設立者故芦原義信氏の生誕100年にもあたります。
 この30年間、文化的都市の創造を実践するために建築・美術・工芸に関わるあらゆる分野の人々が集まり、連携し、そして交流を深めながら文化と芸術性の追求と情報の発信を行い、健康で文化的な空間創造に寄与することを目的としてAACA賞、景観シンポジウム、講演会、フォーラム、展覧会など継続的に事業を行ってきました。その間、阪神淡路大震災、東日本大震災を始めとする数々の天災やバブル経済の崩壊と世界金融危機による経済の低迷に見舞われながらも会員皆様のご支援によって発展してきました。当協会は平成30年を設立30周年と芦原義信生誕100年を記念する年として、記念事業を計画しています。
 平成30年度は例年行われている事業を30周年に相応しいものにしたいと考えています。近年AACA賞は高い社会的評価を受けており、賞を受けるのはたいへん難しくなっています。30周年では例年の賞の他に美術・工芸を対象にした「新たな賞」を設定いたします。さらに「最終審査」を公開いたします。景観シンポジウムでは第一線で活躍されている専門家の出演によってこれからの「環境とアート」について考えて行きます。展覧会委員会では専門領域を超えた会員参加による「BOX展」、さらに「街なかミュゼ」では街に会員制作のアートを展示することによって街づくりに参加する事業を計画しています。フォーラムや講演会も現在活躍されている「旬なアーチストやデザイナーの出演」が予定されています。
 また「設立30周年記念誌」を発行します。内容はなるべく多くの会員皆様の参加によって鼎談、座談会、寄稿、各委員会の活動報告、さらに会員の皆様のアピアランスや広告で構成します。記念誌は30周年設立記念会(平成30年12月12日)で皆様にお届けする予定でいます。これらの事業に会員皆様の積極的な参加をお願い申しあげます。
 少子高齢化、人工知能、インターネット、国際化など私たちを取り巻く事象は人々の価値観をますます多様化して行くと考えられます。現代社会における建築、美術、工芸の分野もいまや全地球的なネットワークのなかにあり、多様な民族、地域で育まれた多様な文化に触れることが出来るようになりました。昨今の国内外の街づくりでは歴史的な建造物や街並みを生かしつつ現代建築とアートで魅力的かつ文化的多様性を感じる空間づくりが多くなって来ています。専門領域を超えたface-to-faceのコミュニケーションが新しい空間創造には必要であると感じています。
 これからも当協会は会員の皆様とともに建築・美術・工芸一体となった景観づくりによって街の災害復興や活性化に寄与できればと考えています。つきましては、30周年記念事業の実りある推進とともに、この機会に当協会の基盤を一層強固にし、さらなる活動を進めるため、是非暖かいご支援を賜りますようお願い申しあげます。