TOTO探訪の足跡------(平成18年4月21日訪問)
TOTOテクニカルセンターは、10年前(1996)に専門家(建築、介護など)がお客様と一緒に、新しい水まわり文化を構築していく目的でつくられ、この10年間、コンスタントに年間1万人もの人が訪れています!
あの悪名高い駅トイレも近頃めっきり改善され、日本のトイレは世界で一番
きれいと聞く。ここを訪問するとその秘密がわかるのではと、いざ桜新町の
テクニカルセンターへ。
 受付で迎えてくれたのは
 マスコットのレスティカ
 くん。

まずは映像で、働く女性のトイレ開発について紹介を受ける。
男性に比べて女性のトイレ使用時間は2分ほど長い。男性諸君、お化粧直しをしたり着替えをしたりと、女性は美しくなるためにトイレにおいてさえ努力しているのをご存知でした?
そうそう「音姫」って何だかわかりますか?「借り洗い」は? 
「音姫」:トイレの消音装置
「借り洗い」:洗面台を使っている人の横からちょっと手を洗わせてもらうこと。 
意外だったのは、職場でトイレは格好の気分転換の場になっているとか。2〜3分の睡眠補給をした経験がきっと読者の中にも…。このような詳細なアンケートにもとづいて提案されたトイレは、私たち見学者が見てもホント使いやすそうでした。

バリアフリー

高齢者用トイレのコーナーでは、ソフトクッション、立ち上がりを補助してくれる便座など、見学者一同真剣な表情で質問にも熱が入る。
今は親のために、そして、すぐに我が身! 

バリアフリーに関することも、目、足、手、耳など、あらゆる障害の方々に使いやすくを目標に、アンケート調査は勿論、実際に使ってもらって開発を重ねているそうだ。
ナルホド、目の不自由な方(広さがわかる狭さのトイレ)と車イスの方(車イスが入れる広いトイレ)では使い勝手に雲泥の差がある。

すべての用具が動かせて、最適な寸法を決めることができるラボ
ところで、海外ではトイレ、洗面所、風呂場というのは必ず3点セット。ひとつひとつ分けて考える日本とはトイレのコンセプトが全く違う。ユニットバスは、東京オリンピックの時に工期を短縮する目的でできた。これも何でもコンパクト化する日本独特の産物。 

省エネルギー〜今後の課題〜
今後、限りある地球のエネルギーをいかに有効に利用していくか…。
それは、どの企業、個人においても重要な課題だと言える。
TOTOでは、水をどう使うかという点にスポットを当てている。
いかに少量の水で排泄物を流すか。あまり少量では下水にまで到達しない危険性もある。
下水処理場の問題も併せて考慮していかなくてはならない。
機器の開発の際にも、そうした環境への配慮がますます重要になっている。

これはトイレの中の水の流れ。通常13リットルの水が必要。節水型は8リットル。現在6リットルが目標と聞いたが、考えてみれば、1回流すごとにペットボトル6本分?! 

人生最後の最後まで、人の手を借りず、自力でどうにかこなしたいのがトイレ。
「トイレを考えることは人生を考えること也」と、悟ったのは今回の見学会のお蔭。
建築に携わる皆さん、病院、学校の関係者、介護をしている方、個人的にも見学や相談ができるとのこと。ぜひ、一度行ってみて下さい。
お薦めのTOTOテクニカルセンターでした。

見学お問い合わせ先:03-5451-1010(予約制) 


   


月面模型?それとも誰かのお肌の拡大図?イエイエ、これは浴室で滑らないように開発された床材。
情報文化委員会の坂上委員長が撮影したもの。さすが視点が違う!



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